FW/UTシャフト選びの最重要ポイント:重量フロー
FW/UTのシャフト選びで最も大切なのはセット全体の重量フローです。ドライバーからアイアンにかけて、シャフト重量が段階的に重くなっていくのが理想。
例えばドライバーが50g台なら:
- 3W → 55〜60g
- 5W → 58〜63g
- UT → 60〜70g
- 5I(カーボン) → 65〜75g
逆に軽量ドライバー(30〜40g台)の場合:
- 3W → 45〜50g
- 5W → 48〜53g
- UT → 50〜58g
重量が逆転(FWがドライバーより軽い)すると距離感が狂う原因になります。番手間で5〜10g刻みで重くなる「フロー」を意識しましょう。
FW用シャフトの特徴と選び方
FW用シャフトはドライバー用と比べて短く・やや重く・低トルクに設計されています。地面から打つため、ドライバーより安定性が求められるからです。
純正シャフトで十分なケース:
- HS 38m/s以下 → 純正の軽量カーボン(40〜50g台)がベスト
- 飛距離よりも方向性を重視 → 純正の中調子がバランス良い
リシャフトを検討すべきケース:
- ドライバーとのつながりが悪い(振り感が違いすぎる)
- FWが引っかかる → 低トルクの先中調子に変更
- FWが上がりすぎる → 元調子でスピン量を減らす
FW用リシャフト候補:
- Tour AD FW系 → 中調子で安定感がある。50〜60g台
- Speeder FW系 → 走り系で飛距離重視。弾き感が強い
- Diamana FW系 → 直進性重視。曲がりにくい
- Fire Express FW → 粘り系で打感が良い。マニア人気
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UT用シャフトの特徴と選び方
UT(ユーティリティ/ハイブリッド)用シャフトはFWとアイアンの中間的な性格。カーボンとスチールの選択肢があり、プレースタイルで変わります。
カーボンUT用シャフト(飛距離優先):
- Tour AD HY → UT専用設計の定番。65g〜95gの4重量帯
- ATTAS EZ HY → しなり戻りが速く、つかまりが良い
- Fubuki AX HY → 高弾道で球が上がりやすい
- Diamana Thump Hybrid → 直進性重視。三菱の安定感
スチールUT用シャフト(操作性優先):
- アイアンと同じスチールを入れると距離感が揃うメリット大
- DG / MODUS3をアイアンで使っているなら、UTも同じ系統が理想
重量の目安:
- HS 35〜40m/s → 50〜55g(カーボン)
- HS 40〜45m/s → 55〜65g(カーボン or 軽量スチール)
- HS 45m/s以上 → 65〜80g(カーボン or スチール)
純正シャフト vs リシャフト — どっちが正解?
結論から言うと、まずは純正シャフトで十分。特にFW/UTは打つ頻度がドライバーほど高くないので、リシャフトの恩恵が出にくい番手です。
リシャフトが効果的な人:
- ドライバーを既にリシャフト済み → FW/UTとの重量フローが崩れている可能性大
- FWが苦手 → シャフトが合っていない可能性。特にトルクと調子の見直しで改善するケースが多い
- UTの距離がアイアンと被る → 重すぎ or 硬すぎでヘッドスピードが出ていない
リシャフトしないでOKな人:
- セットで買った純正のまま → メーカーが重量フローを設計済み
- 特に不満がない → 「シャフトは不満がなければ替えない」が鉄則
実例:セッティングの重量フロー
参考例として、HS 40m/s前後のアマチュアのセット例:
| 番手 | シャフト | 重量 | フレックス |
| 1W | PLATINUM MFUSION D34 | 34g | R |
| 3W | VIZARD TR20-50 | 49g | R |
| 5W | PRGR M-34 | 49g | R2 |
| UT | — | — | — |
| 5I〜PW | PRGR M-35 | 48g | R2 |
このセットでは1Wが34gと超軽量で、3W/5Wで49g台に上がり、アイアンも48g台。1Wと3Wの間に15gの差があるのがポイントで、このギャップを埋めるUT(40〜45g台)があると理想的です。
重量フローの「谷」や「逆転」がないか、自分のセットもチェックしてみましょう。
