シニアゴルファーにとってシャフト選びが重要な理由
50代以降、年齢とともにヘッドスピードは徐々に低下します。一般的に40代のHS42m/sから、60代ではHS35〜38m/sに、70代ではHS30〜35m/sまで落ちる方が多い。
ここで重要なのが「シャフトの見直し」です。若い頃に使っていた60g台のシャフトは、HSが落ちた今では重すぎて振り切れない。振り切れないシャフトは飛距離ダウンだけでなく、スライスの原因にもなります。
適正な軽量シャフトに変えるだけで、飛距離が10〜20ヤード戻ることも珍しくありません。「年だから飛ばない」のではなく、「シャフトが合っていないから飛ばない」ケースが非常に多いのです。
ヘッドスピード別おすすめ重量帯
【HS30m/s以下】30〜38g台
XXIO Prime SP-1200(33g〜)、MAJESTY Prestigio LV760(37g〜)、HONMA BERES ARMRQ 38(38g)。とにかく軽く、振り切れることが最優先。R2フレックスが基本。
【HS30〜35m/s】38〜45g台
XXIO MP1300(40g〜)、NEXGEN E.I.F(45〜51g・ワンフレックス)、Yamaha inpres UD+2。R/SRフレックス。XXIO13世代のMP1300が最もバランスが良い。
【HS35〜40m/s】45〜55g台
MAJESTY Royale LV550(43〜49g)、PRGR RS5(46〜54g)、Yonex Royal EZONE RX-06RE(39〜41g)。SR/Sフレックス。まだまだ振れる方はSフレックスも選択肢に。
【HS40〜44m/s】50〜60g台
一般的なカスタムシャフト(Tour AD CQ 5 SR/S、Speeder NX Green 5 SR/S等)。「シニア向け」にこだわらず、通常モデルの軽量スペックで十分。
シニア向け人気ブランド比較
【XXIO(ゼクシオ)】日本で最も売れたゴルフクラブ。MP1300(2024年)は40g台で振りやすく、「誰が使っても飛ぶ」安心感。価格は8〜10万円台。中古なら旧世代(MP1200/1100)が3〜5万円でコスパ抜群。
【MAJESTY(マジェスティ)】超軽量(37〜50g)の最高峰。Prestigioは30g台からあり、HS30m/s以下でも振り切れる。価格は15〜30万円と高価だが、軽さと品質は業界一。
【NEXGEN(ネクスジェン)】ゴルフパートナーの飛び系ブランド。E.I.Fワンフレックス(51g)は「フレックスで悩まない」革新設計。価格は5〜8万円で手頃。全国のゴルフパートナーで試打可能。
【HONMA BERES(ベレス)】ARMRQシャフト(38〜50g)の独特な「先中調子」がスライスを抑える。LB-808は中古2〜3万円でシニア入門に最適。
軽量シャフトの落とし穴
「軽いほどいい」とは限りません。軽すぎるシャフトには以下のデメリットがあります。
- スイングが速くなりすぎて安定しない
- インパクトで手打ちになりやすい
- 風に弱い(ヘッドスピードが上がっても、ボール初速が上がらないケースがある)
目安として「18ホール歩いて回った最終3ホールでも振り切れる」重さが適正。試打では元気な状態なので、実際のラウンド後半を想像して選ぶことが大切です。
また、ドライバーだけ軽くしてアイアンはそのまま、というのもNG。クラブセット全体の重量フロー(ドライバー→FW→UT→アイアン→ウェッジと段階的に重くなる流れ)を崩さないことが重要です。
