Tour AD と Speeder、何が違う?
カスタムシャフトの2大人気ブランド、Tour AD(Graphite Design)とSpeeder(Fujikura)。どちらもプロ・アマ問わず使用者が多く、シャフト選びで最初に比較されるライバル関係です。
Tour AD の特徴
- しっかりした打感で「叩いても暴れない」安心感
- 粘り系のしなり戻りでタイミングが取りやすい
- インパクトゾーンでのブレが少なく方向性◎
- 松山英樹をはじめ国内ツアーでの使用率が高い
Speeder の特徴
- 「走り感」が最大の武器 — 先端が加速して飛距離を稼ぐ
- しなり戻りが速く、振り遅れにくい
- 振り感が軽く、実重量以上に振りやすく感じる
- 日本のアマチュアゴルファー人気No.1ブランド
一言でまとめると、Tour ADは「安定性と操作性」、Speederは「走り感と飛距離」。同じ60g台Sでも振った瞬間に違いがわかるほど性格が異なります。
スペック比較 — 同重量帯の数値を並べる
当サイトのデータベースから、60g台Sフレックスの現行モデルを比較します。
Tour AD FI-6 S(最新)
Tour AD CQ-6 S(前作)
Speeder NX 60 S(現行)
Speeder NX Green 60 S(つかまり系)
注目すべきはトルクの差。Tour AD FI-6のトルク3.2°に対してSpeeder NX 60は3.7°。Tour ADの方がねじれにくく方向性が安定する一方、Speederはしなりを感じやすく振りやすい。この差が「安定のTour AD、走りのSpeeder」という評価につながっています。
モデル別対決 — どれとどれが近い?
【最新モデル対決】Tour AD FI vs Speeder NX
どちらも中調子の王道モデル。FIはハリ感がありシャープなしなり戻り、NXは走り感で先端が加速する。打感のしっかり感はFI、振り抜きの軽さはNX。HS42m/s以上で叩きたいならFI、HS38〜42m/sで気持ちよく振りたいならNX。
【つかまり系対決】Tour AD CQ vs Speeder NX Green
どちらも先中調子でつかまりが良い。CQは粘りがあり操作もできる「つかまるけど左に行きすぎない」設計。Greenは先端の走りでより積極的につかまえる。スライスを確実に減らしたいならGreen、コントロールも残したいならCQ。
【低スピン対決】Tour AD VR vs Speeder NX Black
どちらも低スピンで飛距離追求。VRは元調子で叩いても左に行かない。NX Blackは中元調子で低スピンだがSpeederらしい走り感もある。HS46m/s以上のハードヒッターならVR、42〜46m/sなら NX Blackが振りやすい。
【歴代名作対決】Tour AD DI vs Speeder Evolution III
どちらも中調子の名作で、中古市場でも人気。DIは粘りのある安定感、Evo IIIは走り感と打感の気持ちよさ。リシャフト初心者のコスパ最強の選択肢。中古5,000〜8,000円で入手可能。
こんな人はTour AD
- 叩いても左に行きにくいシャフトが欲しい
- しっかりした打感と手応えを感じたい
- 方向性の安定を最優先にしたい
- 競技ゴルフで信頼できるシャフトが欲しい
- 松山英樹と同じシャフトを使いたい
- HS42m/s以上で、ある程度スイングが固まっている
- 今までSpeederで左ミスが出ていた方
こんな人はSpeeder
- 飛距離アップを最優先にしたい
- 振り抜きの軽さ、走り感を重視したい
- しなりの「気持ちよさ」を味わいたい
- Tour ADが硬く感じる、球が上がりにくい方
- HS38〜42m/sの一般男性ゴルファー
- 初めてのカスタムシャフトで迷っている方(NXが万能)
- スライスを減らしたい方(NX Greenがおすすめ)
両方試すのが最強 — シャフト比較の使い方
Tour ADとSpeederの違いは、スペック表だけではわかりません。実際に振ってみて「どちらが気持ちよく振れるか」が一番大事。
おすすめの比較方法:
1. シャフトコーチの比較ツールで、気になる2モデルのスペックを並べる
2. 近くのゴルフショップやフィッティングスタジオで同じヘッドに挿して試打
3. 弾道データ(スピン量・打出角・飛距離)で客観的に判断
「どっちも良かった」場合は、自分のミスの傾向で選びましょう。右に出やすいならSpeeder(つかまり)、左に出やすいならTour AD(安定性)が基本セオリーです。
