VENTUSとは — Fujikura最高峰の低スピンシャフト
VENTUS(ヴェンタス)はFujikura(フジクラ)が開発したプレミアムシャフト。PGAツアーで多くのプロが使用し、「低スピン・高初速」を追求するゴルファーに絶大な人気を誇ります。
最大の特徴はVeloCore(ヴェロコア)テクノロジー。従来のシャフトは捻じれると性能が落ちますが、VeloCore搭載シャフトは「捻じれに強い=安定した弾道」を実現。特にミスヒット時のブレが少なく、フェアウェイキープ率が上がると評判です。
現在、VENTUSファミリーは4つのカラープロファイル(WHITE / Blue / Black / Red)と最新フラッグシップのVENTUS TR BLACKが存在し、弾道・重量・対象ゴルファーがそれぞれ異なります。2025年に追加されたVENTUS WHITEは超軽量設計でVENTUSラインの中で最も高い打ち出し角とスピン量を実現します。
26 VENTUS TR BLACK — 最新フラッグシップ(2026年〜)
26 VENTUS TR BLACKはVENTUSシリーズの最新モデル(2026年6月発売)。「TR」はTour Repの略で、ツアープロのフィードバックを反映した設計。
特徴:
- VeloCore+(プラス) — 従来比で捻じれ剛性がさらに向上
- 元調子 — 手元側がしなり、低弾道・低スピンで強い球が出る
- 50g/60g/70g/80gの4重量帯
- トルク2.6〜3.5° — 低トルクで方向性が安定
向いているゴルファー:
- HS 40m/s以上で低スピン・強弾道を求める人
- Speeder NXからの乗り換え(より安定性が欲しい場合)
- ドライバーの吹き上がりを抑えたい人
注意点:
- HS 38m/s以下だとボールが上がりにくい可能性
- しっかり感が強いので、柔らかいフィーリング好みには合わない
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旧VENTUS Blue / Black / Red の違い
初代VENTUS(2019〜2022)は3色展開で弾道特性が異なりました。
VENTUS Blue(先中調子):
- 低〜中弾道、低スピン
- つかまりすぎない。フッカー向け
- PGAツアーで最も使用者が多かった
VENTUS Black(元調子):
- 低弾道、最も低スピン
- 手元がしなってヘッドが暴れない
- HS 45m/s以上のハードヒッター向け
VENTUS Red(中調子):
- 中弾道、中スピン
- 3色の中で最もつかまりが良い
- スライサーやHS 40m/s前後のゴルファーにおすすめ
現在の入手方法: 旧VENTUSは廃盤のため中古のみ。状態が良ければコスパ最強の選択肢。TR BLACKの新品価格(4〜5万円)に対し、旧VENTUSは中古1〜2万円で手に入ります。
VENTUS WHITE(2025年〜)— 超軽量・高弾道の新プロファイル
VENTUS WHITEは2025年にVENTUSファミリーへ加わった最新プロファイル。VENTUSシリーズ初のサブ50g設計(約49.5g)で、VeloCore+テクノロジーを搭載した超軽量シャフトです。
弾道・スピン特性:
- 中〜高弾道 / 中〜高スピン — VENTUSライン内で最も高い打ち出し角とスピン量
- 他の3色(Blue/Black/Red)が低〜中スピン志向なのに対し、WHITEはキャリーを最大化する設計
- トルク5.0°(VENTUSラインで最大)— スムーズで柔らかい振り感
重量帯とフレックス:
- 約45〜50g(R2 / R / Sの3フレックス展開)
- Sフレックスでも40g台という超軽量設計
- 次に軽いVENTUSモデルより約10g軽い
シャフト設計:
- ソフトなバット(手元)× ミディアムの中間 × ハードなチップ(先端)
- 手元がしなって加速しやすく、先端剛性でヘッドの暴れを抑える
- VeloCore+の多素材バイアスコアが捻じれを抑制し、オフセンターヒット時も弾道が安定
向いているゴルファー:
- ヘッドスピード 35〜42m/s前後(レギュラー・シニアフレックスユーザー)
- 軽いシャフトで球を上げたい、キャリーを稼ぎたい
- 軽量シャフト特有の「ふわふわ感・不安定感」が苦手で、しっかり感も欲しい人
- Blue/Black/Redでは球が上がりにくかった中〜低HSゴルファー
旧VENTUSカラーとの比較:
| モデル | 調子 | 弾道 | 対象HS |
| WHITE | 先中調子(手元ソフト) | 中〜高 | 低〜中(35〜42m/s)|
| Blue | 先中調子 | 低〜中 | 中〜高(42〜50m/s)|
| Red | 中調子 | 中 | 中(40〜46m/s)|
| Black | 元調子 | 低 | 高(45m/s〜)|
注意点:
- 低スピン・強弾道を求める上級者には不向き(Blue/Blackが適している)
- TR BLACKへ乗り換えると弾道が低くなりすぎる人の「軽量VENTUSでの代替」として機能
Callaway/SRIXON純正VENTUS — OEM版の特徴
VENTUSの名前を冠したOEM(メーカー純正)シャフトも存在します。カスタム品とは別物なので注意。
VENTUS for Callaway:
- Callaway Paradym / Paradym Ai Smoke等に純正装着
- カスタムVENTUSより軽量で打ちやすい設計
- 50〜60g台でR/SR/S/Xの展開
- Callawayスリーブ専用
VENTUS ZXi(SRIXON純正):
- SRIXON ZXi MkII / ZXi LS等に装着
- 中調子で扱いやすい。カスタムVENTUSの硬さはない
- 59〜60g台
OEM版を選ぶべき人:
- 純正ヘッドとのマッチングを重視する人
- リシャフトせずにVENTUSの特性を試したい人
- 予算を抑えたい人(ヘッド+シャフトの純正セットが最安)
VENTUS vs Speeder NX vs Diamana — 3大シャフト比較
同価格帯のプレミアムシャフトとの比較:
VENTUS TR BLACK vs Speeder NX Green:
- VENTUS → しっかり感が強く、方向性重視。低スピン
- Speeder NX → しなり戻りが速く、飛距離重視。弾き感が気持ちいい
- 迷ったら: つかまり抑えたい→VENTUS、飛ばしたい→Speeder NX
VENTUS TR BLACK vs Diamana ZF-II:
- VENTUS → 元調子で低スピン・強弾道
- Diamana ZF-II → 中調子でクセが少ない。Diamanaらしい直進性
- 迷ったら: 低スピン重視→VENTUS、安定感重視→Diamana
VENTUS TR BLACK vs Tour AD VR:
- VENTUS → Fujikura製。VeloCore技術で捻じれに強い
- Tour AD VR → Graphite Design製。先中調子のしっとりした打感
- 迷ったら: カチッとした打感好き→VENTUS、しっとり好き→VR
シャフトコーチの比較ツールで実際のスペックを並べて確認できます。
