ブライソン・デシャンボー — ゴルフの科学者
ブライソン・デシャンボー(Bryson DeChambeau)は2020年+2024年と全米オープンを2度制覇。物理学の学位を持ち、ゴルフを「科学」として捉えるアプローチで知られます。
カリフォルニア州出身、1993年生まれ。2020年にコロナ禍のオフシーズンで18kg増量し、HS55m/s超の「飛ばし屋」に変貌。PGAツアー通算9勝を挙げた後、2022年にLIV Golfへ移籍。YouTube登録者100万人超のインフルエンサーとしても活躍中。
最大の特徴は単一長アイアン。全てのアイアンを7番アイアンと同じ長さ(37.5インチ)に揃え、同じスイングで全番手を打つという独自の哲学。「ゴルフに常識は不要」を体現する存在です。
現在のセッティング(2026年)
ドライバー
Cobra Darkspeed LS(5.5°→6.5°調整)
シャフト: LA Golf PROTO TX 6TX(46インチ超のカスタム長尺)
3番ウッド
Cobra Darkspeed Tour(13.5°)
シャフト: LA Golf PROTO TX 8TX
アイアン(5I〜PW)
Cobra King Forged Tec(全番手37.5インチ=単一長)
シャフト: LA Golf A-Series 110TX(全番手同一スペック)
ウェッジ
Cobra King Snakebite(50°/54°/58°)
シャフト: LA Golf A-Series 110TX
パター
SIK Pro(アームロック)
ボール
Bridgestone Tour B X
デシャンボーのセッティングは常識破り。ドライバーロフト5.5°は通常のプロの9°より遥かに低く、HS55m/s超のパワーで打ち出し角を確保。アイアンの単一長+LA Golf A-Seriesは、全番手で同じスイングプレーンを実現するための科学的アプローチ。パターもアームロック式で手首の動きを排除しています。
デシャンボーのシャフト選びから学べること
デシャンボーのセッティングからアマチュアが学べるポイント:
1. 「科学的アプローチ」の本質は再現性
単一長アイアンの目的は「全番手で同じスイング」=再現性の最大化。アマチュアも突飛な変更は不要ですが、「スイングの再現性を高める」ための工夫は参考に。例えばアイアンのシャフト重量・フレックスを全番手統一するだけでも効果的。
2. ドライバーのロフトは飛距離に直結
デシャンボーが5.5°を使えるのはHS55m/s超だから。HS40m/sなら10.5°、HS35m/sなら12°が適正。ロフトが小さすぎると球が上がらず飛距離をロスします。
3. 極端を真似する必要はない
デシャンボーの哲学は「自分に最適なセッティングを科学的に追求する」こと。単一長アイアンやアームロックパターを真似するのではなく、「なぜそれを選んだか」の思考プロセスを参考にしましょう。
4. LA Golfという新勢力
デシャンボーが使うLA Golfは2020年代に台頭したシャフトブランド。Tour AD/Diamana/Speeder以外にも選択肢は広がっています。
