ヘッドスピードでシャフト選びが決まる理由
シャフト選びで最も重要な数値がヘッドスピード(HS)です。HSによって「振り切れる重量帯」「必要なフレックスの硬さ」「最適な調子(キックポイント)」が決まります。
重すぎるシャフトはHSが落ちて飛距離ロス。軽すぎるシャフトは安定性が下がりバラつきが増えます。「自分のHSで振り切れる範囲で最も重いシャフト」が基本セオリーです。
フレックスも同様。硬すぎると球が上がらず右に出やすい。柔らかすぎると左に引っかけやすい。HSと体力に合ったフレックスが重要です。
HS 34〜38m/s(レディース・シニア)のおすすめシャフト
HS34〜38m/sのゴルファーは40〜50g台のR/Lフレックスが最適。ボールを上げるために先調子〜先中調子のシャフトを選ぶのがポイントです。
おすすめ
- Speeder NX Green 40 R(40g台)— 走り感があってHSを稼ぎやすい。軽くて振り切れる
- ATTAS KING 4 R/L(39〜44g台)— 打感が柔らかく振りやすい。L/Rフレックスまで展開
- ALTA J CB 50 SR(PING純正, 50g台)— PINGヘッドとの相性抜群。つかまりが良い
- Ventus TR Red 5 R(50g台)— 高弾道でボールが上がりやすい
重量フローの目安: ドライバー40〜50g → FW50〜60g → UT60〜70g → アイアン70〜90g
HS 38〜42m/s(アベレージゴルファー)のおすすめシャフト
最もボリュームゾーンとなるHS38〜42m/s。50g台のSR/Sフレックスが標準で、選択肢が最も多い重量帯です。
おすすめ
- Speeder NX Green 50 SR/S(50g台)— NXシリーズの万能モデル。直進性と飛距離のバランスが良い
- Tour AD CQ-5 SR/S(50g台)— つかまりが良く、DI世代からの乗り換えに最適
- Diamana PD 50 SR/S(50g台)— 中調子で安定感抜群。迷ったらPDが安全
- ATTAS KING 5 SR/S(56〜58g台)— バランス型で価格も手頃
この帯域ではフレックスの選び方が重要。HS38〜40ならSR、HS40〜42ならSが基本。体力に自信があればSでも振り切れます。
HS 42〜45m/s(中上級者)のおすすめシャフト
HS42〜45m/sは60g台Sフレックスが標準。しっかり振れる分、安定性重視のシャフト選びが重要になります。
おすすめ
- Tour AD CQ-6 S(63g)— 60g台でつかまりと安定性を両立
- Diamana YR 60 S(62g)— 2025年最新。しなり戻りの速さで飛距離UP
- Ventus TR Blue 6 S(63g)— VeloCoreテクノロジーでミスに強い
- Speeder NX Black 60 S(61g)— 低スピン・強弾道の叩き系
この帯域ではトルクも重要。トルク3.0〜4.0程度が安定性と操作性のバランスが良い。トルクが低すぎると打感が硬く感じます。
HS 45〜48m/s以上(アスリート・競技者)のおすすめシャフト
HS45m/s以上のゴルファーは60〜70g台のS/Xフレックスが標準。パワーがある分、低スピンで安定するシャフトが合います。
おすすめ
- Tour AD VR-6 S/X(65g台)— 先中調子で低スピン強弾道。風に強い
- Diamana ZF 60 X / ZF-II 60 S(65〜68g)— 元調子で叩いても左に行かない
- Ventus TR Black 6 S/X(65g台)— 超低スピンで飛距離最大化
- ATTAS PUNCH 6 S/X(65g台)— 中元調子のしっかり系
70g台(7番手)はHS47m/s以上のプロ・トップアマ向け。アマチュアで70g台が必要なケースは少ない。重ければ良いわけではないので注意。
HSの正しい計測方法と注意点
HSの計測方法によって結果が2〜3m/s変わることがあります。正確な数値を知ることがシャフト選びの第一歩。
計測方法
注意点
- 10球の平均値で判断する(MAXではなく平均)
- 冬場はHSが2〜3m/s落ちるので季節も考慮
- 同じ計測器で継続的に測ることが重要
