松山英樹 — 日本ゴルフ界の至宝
松山英樹(Hideki Matsuyama)はPGAツアー通算10勝、2021年マスターズ優勝でアジア人男子初のメジャー制覇を達成。日本ゴルフ史上最高の選手です。
東北福祉大学時代の2011年にマスターズのローアマチュアを獲得し、2013年にプロ転向後すぐにPGAツアーで優勝。世界ランク2位まで上り詰め、現在もPGAツアーの第一線で戦い続けています。
2024年にCallawayと契約しましたが、2025年後半からSrixonに戻す動きがあり、2026年現在はSrixon ZXi LSドライバーを使用。シャフトは一貫してGraphite Design Tour ADシリーズ。クラブへのこだわりは非常に強く、「振り心地が少しでも違うと気付く」と周囲も語るほどの感覚派。
現在のセッティング(2026年全米オープン時点)
ドライバー
Srixon ZXi LS プロトタイプ(9°)
シャフト: Graphite Design Tour AD DI 8 TX
2026年シーズン序盤にTour AD FI 8TXに切り替えたものの、マスターズ前にDIへ復帰。約15年間使い続けている相棒です。
3番ウッド
TaylorMade Qi10(15°)/ Tour AD DI 9 TX
スリクソン契約ながらFWはTaylorMade。打感と弾道が合うため世代を超えて使用。
5番ウッド / UT(大会によって変動)
- マスターズ: Cobra KING RADSPEED Tour FW(17.5°→19°調整)/ Tour AD DI 10 TX
- メモリアル: Srixon ZXi FW(18°)
- 全米オープン: Callaway APEX UT Iron(3番20°)
アイアン(4I〜9I)
Srixon Z-FORGED II / DG Tour Issue S400
やや大きめのオフセットを好む松山プロ仕様。
ウェッジ
Cleveland RTX4 Forged Proto(48°/52°-10/56°-8/60°-8)
シャフト: DG Tour Issue S400(48-56°)/ DG X100(60°)
実ロフトは表示より寝かせて使用(56°→57.5°、60°→62°)でスピン量を稼ぐ。
パター: Scotty Cameron GSS Prototype(試合ごとに入替)
ボール: Srixon Z-STAR XV
「松山英樹 クラブセッティング」の新品・中古を探す
歴代ドライバーとシャフトの変遷
松山のドライバー変遷は、日本人選手がPGAツアーのトップで戦うための進化の歴史でもあります。
歴代ドライバー&シャフト
注目は2026年のSrixon復帰とシャフトの試行錯誤。2024年にCallawayに移籍しましたが、2025年後半にSrixonに戻し、名作Tour AD DIに一旦回帰。しかし2026年シーズンではFIプロトタイプTXとの使い分けが続いており、最終的にどちらに落ち着くかは未確定。一貫してGraphite Design Tour ADシリーズを使用し、調子は先中〜中調子で安定感を重視する傾向があります。
TP-B22 — 松山専用アイアン
松山が使用するTaylorMade TP-B22は、市販品とは異なるツアープロト。B22の「B」はBack Cavity、「22」は2022年に製作されたことを示します。
TP-B22の特徴
- マッスルキャビティ形状(コンパクトだが打感が良い)
- ソール幅がやや広く、ターフとの相性が良い
- ロフトは伝統的(7Iで34°前後)
- シャフトはDG Tour Issue S400を使用
松山はアイアンに「操作性」よりも「安定性」を求める傾向があります。DG Tour Issue S400(X100より1段やわらかい)を選んでいるのも、パワーを活かしつつコントロールしやすいフレックスを優先しているため。
アマチュアゴルファーにとっての学び: HS45m/s前後なら、DG S200やMODUS3 Tour 120 Sが同じコンセプトの選択肢になります。
松山英樹のシャフト選びから学べること
松山のセッティングからアマチュアが学べるポイント:
1. ドライバーシャフトは「Tour AD一筋」
松山はプロ転向以来、一貫してGraphite Design Tour ADシリーズを使用。DI→TP→IZ→HD→CQ→GC→FIと進化していますが、全て同じブランド。「振り心地の一貫性」を保つために、信頼できるシリーズ内で最新モデルに更新するという戦略です。
2. フレックスは「自分に最適な硬さ」を選ぶ
松山はTXフレックス(Xよりさらに硬い)を使用していますが、これはHS50m/s超の彼だからこそ。アマチュアが同じシャフトを使うならHS40〜44m/sでS、HS44m/s以上でXが目安。「振り切れる範囲で最も安定するフレックス」を選ぶのがプロの哲学です。
3. アイアンシャフトもS400(X100ではない)
タイガー(X100)と違い、松山はS400を選択。「硬さ=偉い」ではなく、自分のスイングに合った硬さを選ぶことが大切。HS40〜45m/sのアマチュアなら、DG S200やMODUS3 Tour 105 Sが近いコンセプトです。
4. メーカーを跨いだ最適化もアリ
FWはTaylorMade/Cobra/Callawayと大会によって変動。「メーカー統一」にこだわらず、シャフト(Tour AD DI)で統一する戦略です。重量フローさえ揃っていれば問題ありません。
【アマチュアが松山モデルを試すには】
- ドライバー: Srixon ZXi LS(市販品あり)+ Tour AD DI 5S/6S(50-60g台)
- アイアン: Z-FORGED IIは上級者向け。ZX5 Mk IIの方がミスに強い
- ウェッジ: Cleveland RTX 6が市販版の最新
- まずTour AD DIのアマチュア向けスペックを試打するのがおすすめ
