渋野日向子 — 「シブコ」の笑顔と全英制覇
渋野日向子(Hinako Shibuno)は2019年AIG全英女子オープンを制し、日本人女子として42年ぶりのメジャー制覇を達成。「シブコスマイル」で世界中のファンを魅了しました。
岡山県出身、1998年生まれ。2018年にプロテスト一発合格後、翌2019年には国内ツアー4勝+全英制覇という衝撃的なデビューシーズンを送りました。2022年からLPGA(米女子ツアー)に本格参戦し、世界のトップと戦い続けています。
クラブセッティングへのこだわりは「飛距離」と「やさしさ」のバランス。HS42m/s前後とパワーがある一方、ミスに寛容なクラブを好む傾向があります。
現在のセッティング(2026年)
ドライバー
Callaway ELYTE X(10.5°)
シャフト: Fujikura Speeder NX Green 5S
3番ウッド
Callaway Paradym Ai Smoke MAX(15°)
シャフト: Fujikura Speeder NX Green 6S
5番ウッド
Callaway Paradym Ai Smoke MAX(18°)
シャフト: Fujikura Speeder NX Green 7S
ユーティリティ(5U)
Callaway Apex UW(24°)
シャフト: Fujikura MCI 80S
アイアン(6I〜PW)
Callaway Apex CB(2024)
シャフト: NS PRO MODUS3 Tour 105S
ウェッジ
Callaway JAWS MD5(50°/54°/58°)
シャフト: NS PRO MODUS3 Tour 105S
パター
Odyssey White Hot OG #7
ボール
Callaway Chrome Tour
渋野のセッティングで注目すべきはドライバーにSpeeder NX Greenを選んでいる点。走り系の先中調子で、HS42m/s前後の渋野にとって「振り抜きやすさ」と「適度なつかまり」を両立するシャフト。アイアンはMODUS3 Tour 105Sで、DG(130g)より約25g軽い軽量スチールを選択しています。
歴代クラブとシャフトの変遷
渋野のクラブ変遷は、Callaway一筋で進化してきた歴史です。
歴代ドライバー&シャフト
一貫してCallawayドライバー+Fujikura Speeder系シャフトの組み合わせ。プロ入りからSpeederのEvolutionシリーズを使い続け、NX世代に移行しています。全英制覇時のEpic Flash Star + EVOLUTION Vという組み合わせは、多くのアマチュア女性ゴルファーにも真似されました。
渋野のシャフト選びから学べること
渋野のセッティングからアマチュアが学べるポイント:
1. 「飛ぶシャフト」より「振り切れるシャフト」
渋野はHS42m/s前後のパワーがありますが、60g台ではなく50g台のSpeeder 5Sを使用。「振り切れる重さ」を優先することで、ヘッドスピードを最大化しています。女性ゴルファーだけでなく、男性シニアやHS38-42m/sのゴルファーにも参考になる考え方。
2. アイアンは「軽量スチール」がトレンド
DG S200(130g)ではなくMODUS3 Tour 105S(約105g)を選択。軽量スチールは「スチールの打感+カーボンの軽さ」で、体力的に余裕ができて後半のショットが安定します。
3. ウェッジはアイアンと同じシャフトで統一
ウェッジもMODUS3 Tour 105Sで統一しているのは、距離感の一貫性を重視しているため。ウェッジだけDGに変える方もいますが、渋野のようにアイアンと揃えるのが安定しやすい。
4. ドライバーのロフト10.5°で高さを確保
男子プロが9°前後を使うのに対し、渋野は10.5°。適正なロフトで打ち出し角を確保し、キャリーを稼ぐ戦略です。HS38-42m/sなら10.5°、HS35m/s以下なら12°も検討を。
