ネリー・コルダ — 女子ゴルフ界の絶対女王
ネリー・コルダ(Nelly Korda)は2024年に年間7勝(シェブロン選手権含む)、2026年も全米女子オープンを含む4勝を挙げ、世界ランク1位に君臨するLPGA最強の選手。LPGA通算19勝、メジャー4勝、2021年東京五輪金メダリスト。
チェコ系アメリカ人、1998年生まれ。姉のジェシカもLPGAプロで、父はテニスの元プロ選手というスポーツ一家。170cmの長身から繰り出すスイングはHS44m/s前後で、女子としてはトップクラスのパワー。
2023年からTaylorMade契約。ドライバーからボールまでTaylorMadeを中心に構成し、ハイブリッドにPing、ロブウェッジにTitleist Vokeyを残すなど、実戦的なコンボセッティングが特徴です。
現在のセッティング(2026年)
ドライバー
TaylorMade Qi4D(10.5°)
シャフト: Graphite Design Tour AD FI 6S
3番ウッド
TaylorMade Stealth 2(15°)
シャフト: Fujikura Ventus Red 7S
7番ウッド
TaylorMade Stealth 2(21°)
シャフト: Fujikura Ventus Black 7S
ハイブリッド(5H)
Ping G425(26°→25°に調整)
シャフト: Fujikura Ventus Blue HB 7S
アイアン(5I)
TaylorMade P770
シャフト: AeroTech SteelFiber i80 CW
アイアン(6I〜PW)
TaylorMade P7CB
シャフト: AeroTech SteelFiber i80 CW
ウェッジ
TaylorMade MG4(50°)/ TaylorMade Proto(54°)/ Titleist Vokey SM11(58°)
シャフト: AeroTech SteelFiber i95 CW
パター
TaylorMade NK Proto
ボール
TaylorMade TP5x(2026 Tour版)
注目はTour AD FI 6S。2025年まではDiamana GT 6Sを使用していましたが、2026年のQi4Dへのスイッチに合わせてTour AD FIに変更。先端剛性がやや高く、ドローの再現性とボールスピードの最大化に貢献。アイアンのSteelFiber i80 CWはカーボンとスチールのハイブリッドシャフトで、スチール並みの安定性とカーボンの軽さ・振動吸収を両立。HS40-44m/sの女子トップクラスのパワーを活かすセッティングです。
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2023年以前のセッティング(参考:Titleist時代)
コルダは2022年までTitleist契約で、ドライバーからボールまでTitleistで統一していました。当時のセッティングは以下の通り:
ドライバー: Titleist TSR3(9.0°)+ Tensei 1K Pro White 6S
アイアン: Titleist T100 + Project X LZ 5.5
ウェッジ: Titleist Vokey SM10
パター: Scotty Cameron Super Select Newport 2
ボール: Titleist Pro V1x
Titleist時代はTensei White(中調子・直進性重視)を愛用。TaylorMade移籍後はDiamana GT→Tour AD FIと、同じ中調子系ながらブランドを変えて最適化を進めています。58°のVokeyだけはTaylorMade契約後も残しており、ロブウェッジへのこだわりが伺えます。
コルダのシャフト選びから学べること
コルダのセッティングからアマチュアが学べるポイント:
1. Tour AD FI — 中調子のオールラウンダー
Tour AD FIは中調子で直進性とドローの再現性を両立。Tensei White時代から一貫して中調子系を選ぶコルダのスタイルが見えます。スイングの軸がしっかりしている方、左右に散らしたくない方に合うタイプ。
2. SteelFiberでアイアンの負担軽減
SteelFiber i80はスチールより約10-15%軽量ながら、打感と操作性はスチールに近い。体への負担が少なく、年間を通じてハイパフォーマンスを維持するためのプロの選択。アマチュアでもDGが重いと感じる方に好適。
3. 女子世界1位のスペックは男性アマチュアの参考に
HS44m/sのコルダがドライバー60g台S、アイアン80g台を使用。HS40-45m/sの男性アマチュアとほぼ同じ範囲。「女子プロのスペックは参考にならない」は誤解で、HS帯が近ければ大いに参考になります。
