中島啓太 — 日本ゴルフ界の新エース
中島啓太(Keita Nakajima)は2000年生まれ、埼玉県出身のプロゴルファー。アマチュア時代に世界アマチュアランキング1位を経験し、日体大在学中の2022年にプロ転向。DPワールドツアー「ヒーロー・インディアン・オープン」で日本人最速記録での優勝を達成し、世界にその名を轟かせました。
2026年はPGAツアーに本格参戦し、自己最高3位を記録。全英オープン出場権も獲得するなど、松山英樹に続く日本人PGAツアーの新たな柱として期待されています。
ALLテーラーメイド契約で、ドライバーからボールまで全てTaylorMade。ただしシャフトはGraphite DesignのTour ADシリーズとN.S.PRO MODUS3を組み合わせるなど、シャフト選びには独自のこだわりがあります。
2026年最新セッティング — 全番手解説
ドライバー
TaylorMade Qi4D LS(10.5°)
シャフト: Graphite Design Tour AD FI 7X
3番ウッド
TaylorMade Qi4D TOUR(15°)
シャフト: Graphite Design Tour AD XC 7TX
ユーティリティ
TaylorMade Qi4D Rescue(19°)
シャフト: Graphite Design Tour AD VF Hybrid 105X
4番アイアン
TaylorMade P790(2025)
シャフト: N.S.PRO MODUS3 Prototype S
5I〜9I
TaylorMade P7CB
シャフト: N.S.PRO MODUS3 Prototype S
ウェッジ(46°/52°/56°/60°)
TaylorMade MG5
シャフト: True Temper DG Weightlock X100
パター
TaylorMade Spider Tour X
ボール
TaylorMade TP5
注目ポイントは4Iだけ中空構造のP790を入れている点。5I以降のP7CB(マッスルキャビティ)は操作性重視ですが、4Iだけ飛距離と寛容性を優先した中空モデル。このスプリットセットが、ロングアイアンの安定感とショートアイアンの操作性を両立させています。
※上記は2026年のGolfWRX WITB・ゴルフダイジェスト等の情報に基づきます。
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Tour AD FI × Tour AD XC — ウッド系シャフトの使い分け
中島のウッド系シャフト選びは「番手ごとに求める弾道」を明確に分けている点が特徴的です。
ドライバー: Tour AD FI 7X
- FI(Force Impact)は2024年発売のTour AD最新モデル
- 中調子でつかまりと弾き感のバランスが良い
- 先端剛性が高く、インパクトで暴れにくい
- 70g台のXフレックスで、パワーを活かしつつコントロール性を確保
3W: Tour AD XC 7TX
- XC(Xross Counter)は手元側のしなりが大きい中元調子
- TXフレックスで3Wの振り遅れを防止
- FWはドライバーより短い分、よりしっかりしたシャフトで弾道を安定
- 低スピンでライン出しがしやすい設計
UT: Tour AD VF Hybrid 105X
- ハイブリッド専用設計の105g
- アイアンとのつながりを意識した重量設定
- Xフレックスで叩いてもスピンが増えすぎない
ドライバーはFIで「つかまりと飛距離」、3WはXCで「低スピンの安定弾道」、UTはVF Hybridで「アイアンとの重量フロー」を意識。番手ごとに最適なモデルを選ぶ、Tour ADの引き出しの多さが活きたセッティングです。
MODUS3 Prototype × DG Weightlock — アイアン&ウェッジのシャフト戦略
中島のアイアン・ウェッジのシャフト選びは、重量フローと打感の統一に対するこだわりが見えます。
アイアン: N.S.PRO MODUS3 Prototype S
- MODUS3のツアープロ専用モデル
- 市販のMODUS3 Tour 120/130とは異なる重量・剛性設定
- Sフレックスを選んでいる点に注目 — X(エクストラスティフ)ではない
- 松山英樹のDG Tour Issue S400と同じく「振り切れる硬さ」を優先する日本人プロの傾向
ウェッジ: True Temper DG Weightlock X100
- DG Weightlockは重量公差を極限まで抑えたツアーモデル
- X100フレックスでウェッジショットの距離感を統一
- アイアンがSフレックスなのに対し、ウェッジはX100に上げている
- 短い番手ほどコントロール重視で「硬く・重く」する戦略
4IだけP790(中空)を入れる理由
- P7CB(5-9I)はマッスルキャビティで操作性重視
- 4Iだけ中空構造のP790にして、飛距離とミスヒットへの寛容性を確保
- シャフトは同じMODUS3 Prototypeで統一し、振り心地の一貫性を保持
アマチュアへのヒント: MODUS3 Tour 120 SやDG S200が中島と近いコンセプト。ウェッジだけ1段階硬くするのも距離感の安定に効果的です。
中島啓太のセッティングからアマチュアが学べること
中島啓太のセッティングからアマチュアが取り入れられるポイント:
1. 「ALLメーカー契約」でもシャフトは自由に選ぶ
中島はALLテーラーメイド契約ですが、シャフトはGraphite Design Tour AD(ウッド)とN.S.PRO MODUS3(アイアン)を使用。ヘッドとシャフトは別々に最適なものを選ぶのが正解。アマチュアも純正シャフトにこだわらず、リシャフトで自分に合うシャフトを探しましょう。
2. ロングアイアンだけ「やさしいモデル」にする
4IをP790(中空)、5I以降をP7CB(マッスルキャビティ)。ロングアイアンは難しいので、1〜2番手だけやさしいモデルに変えるのは理にかなった戦略。アマチュアなら5Iまでをユーティリティに、6I以降をアイアンにするのもおすすめ。
3. フレックスは「硬すぎない」が正解
PGAツアーで戦う中島がMODUS3 Prototype Sを選んでいることに注目。Xではなく、振り切れるSフレックスでコントロールを重視。「硬い=上手い」ではありません。HS42-46m/sならMODUS3 Tour 120 SやDG S200が近い選択肢です。
4. ウッドのシャフトを番手ごとに変える考え方
ドライバーはFI、3WはXC、UTはVF Hybrid。全て同じシリーズで揃えるのではなく、番手ごとに求める弾道に合わせてモデルを選ぶ。アマチュアでも「ドライバーはつかまり系、FWは低スピン系」のように使い分けると結果が変わることがあります。
