2026年のシャフト市場トレンド
2026年のゴルフシャフト市場は「高初速・低スピン」を実現する技術競争が加速。各メーカーが先端補強技術やねじれ抑制技術で差別化を図っています。
2026年の注目ポイント:
- Graphite Designが新作Tour AD FIを投入、松山英樹が実戦採用
- キャロウェイがQUANTUMで純正シャフトの重量バリエーションを大幅拡大(40g〜70g台)
- テーラーメイドがQi4Dを最後に2年サイクルへ移行(次回は2028年)
- フジクラがVENTUS TRでVeloCore+テクノロジーを進化
- 三菱ケミカルがDiamana Board Series(WB/BB/RB)で名作復活
カスタムシャフトの価格帯は4〜5万円台、純正シャフト装着クラブは7〜10万円台が中心。リシャフト需要も活発です。
Tour AD FI — Graphite Design(2025年9月発売)
Tour AD FIはGraphite Designの2026年モデル最新作。名作DIの系譜を継ぐ中調子シャフトで、松山英樹プロが2026年シーズン開幕から実戦投入しています。
新技術: 先端補強「トルネードチップテクノロジー」を新採用。シャフトのねじれとつぶれを抑え、高いミート率とボール初速を実現。
スペック(確認済み):
| モデル | フレックス | 重量 | トルク | 調子 |
| FI-5 S | S | 57g | 4.5° | 中調子 |
| FI-6 S | S | 66g | 3.2° | 中調子 |
| FI-6 X | X | — | — | 中調子 |
| FI-7 S | S | 70g台 | — | 中調子 |
ポジショニング: DIよりわずかに高弾道。振動数はDIよりやや高く「ハーフフレックスほど硬い」感覚。粘りよりもハリ感がありシャープなしなり戻り。
価格: 税込46,200円
こんなゴルファーにおすすめ:
- Tour AD DIを愛用していた方の乗り換え先
- 中調子で高初速を求める中上級者(HS 40〜48m/s)
- 叩いても左に行きにくいシャフトを探している方
キャロウェイ QUANTUM シリーズ(2026年2月発売)
QUANTUMはキャロウェイの2026年フラッグシップ。AI設計の3層フェース構造でさらなる飛距離アップを実現。5モデル展開で、純正シャフトも大幅に強化されています。
モデル展開:
- QUANTUM MAX — 高弾道・高MOI。最も寛容
- QUANTUM MAX D — ドローバイアスモデル
- QUANTUM MAX FAST — 軽量設計(総重量284g)
- QUANTUM トリプルダイヤ — プロ・上級者向け(450cc)
- QUANTUM トリプルダイヤ MAX — 操作性+寛容性
純正シャフトスペック:
| シャフト | フレックス | 重量 | トルク | 調子 | 適正HS |
| ATHLEMAX 50 | S | 55g | 4.9° | 中調子 | 41〜44m/s |
| TENSEI GRAY 60 | S | 63.5g | 4.4° | 中調子 | 43〜47m/s |
| SPDSTAR 40 | SR | 40g台 | — | — | 35〜40m/s |
注目ポイント: 純正シャフト「ATHLEMAX」は40g〜70g台まで展開。純正とは思えない重量バリエーションで、カスタムシャフトなしでもフィッティングの幅が広い。
テーラーメイド Qi4D シリーズ(2026年モデル)
Qi4Dはテーラーメイドの最新ドライバーシリーズ。前作Qi35から重心をさらに深く配置し、高弾道化と安定性が向上。テーラーメイドが16年間続けた1年サイクルを終え、2年サイクルに移行する記念すべきモデルです。
モデル展開: LS(低スピン)/ Qi4D(スタンダード)/ MAX(高MOI)の3モデル。
純正シャフト: Diamana PD TM / Speeder NX for TM を中心に、幅広い重量帯をカバー。
| 純正シャフト | 重量帯 | 特徴 |
| Diamana PD TM 50 | 52〜59g | 中調子。直進性重視 |
| Diamana PD TM 60 | 63〜66g | 中調子。安定型 |
| Speeder NX TM 50 | 57g (S) | 先中調子。つかまり重視 |
| Speeder NX TM 70 | 76g (X) | 先中調子。競技者向け |
当サイトにはTaylorMade純正シャフトも多数登録されています。
VENTUS TR — フジクラ(VeloCore+搭載)
VENTUS TRはフジクラのフラッグシップシャフト。VeloCore+テクノロジーの進化版で、ツアーフィードバックとモーションキャプチャーテストを経て再設計されました。
3タイプ展開:
- VENTUS TR Black — 低スピン+アンチレフト。高HS向け
- VENTUS TR Blue — BlackとRedの中間。コントロール重視
- VENTUS TR Red — 高弾道+つかまり。幅広い層向け
スペック例(当サイトDB):
| モデル | 重量 | トルク | 調子 |
| Ventus TR Black 6S | 69.5g | — | 中元調子 |
| Ventus TR Blue 5S | 58g | — | 中調子 |
| Ventus TR Blue 6S | 68g | — | 中調子 |
| Ventus TR Red 5S | 59.5g | — | 先中調子 |
| Ventus TR Red 6S | 68g | — | 先中調子 |
ローリー・マキロイがVENTUS TR BLACK 7Xを使用中。PGAツアーでのシェアも高い。
Diamana YR / PD — 三菱ケミカル
三菱ケミカルの最新ラインナップ。Diamana YRとDiamana PDが2026年の主力。さらにDiamana Board Series(WB/BB/RB)で名作の復活も話題。
Diamana YR — 三菱ケミカルの最新中元調子。低スピンで飛距離を追求する上級者向け。HY(ハイブリッド用)も展開。
| モデル | 重量 | 調子 |
| YR 50 S | 57g | 中元調子 |
| YR 50 R | 53g | 中元調子 |
| YR 60 S | 64g (Yamaha RMX VD) | 中元調子 |
Diamana PD — 中調子の安定型。直進性の高さで評価。
| モデル | 重量 | 調子 |
| PD 50 S | — | 中調子 |
| PD 60 S | 63g (TM純正) | 中調子 |
| PD 70 S | 75.5g | 中調子 |
Diamana WB(White Board) — 低弾道+低スピンの名作が復活。HS 48m/s以上の上級者に人気。61g (63S)。
ATTAS DAAAS — USTMamiya
ATTAS DAAAS(ダース)はATTASシリーズ第14弾。ATTASの集大成として「5」を究める(DAAAS = 5のダース)コンセプト。
スペック例(当サイトDB):
| モデル | 重量 | 調子 |
| ATTAS DAAAS 5S | 56g | — |
| ATTAS DAAAS 4R | 45g | — |
| ATTAS DAAAS FW 6S | 66g | — |
| ATTAS DAAAS FW 7S | 77g | — |
FW専用モデルも充実しており、ドライバーからFWまでATTASで統一したいゴルファーにおすすめ。
前作ATTAS KING(第13弾)はATTAS史上初の先調子で話題を集めましたが、DAAASはシリーズの王道に回帰しています。
2026年のシャフト選びアドバイス
新作シャフトは魅力的ですが、選び方の基本は変わりません:
1. まずHSと現在のシャフト重量を確認
→ 新作の重量帯が自分に合うか確認。5g違うだけで振り感は変わる。
2. 現在のシャフトの不満点を明確にする
→ 「つかまらない」→先調子/先中調子(Speeder NX Green等)
→ 「吹き上がる」→中元調子/元調子(Tour AD FI、Diamana YR等)
→ 「ミスが大きい」→安定型(VENTUS TR Blue、Diamana PD等)
3. 試打は同条件で比較
→ 同じヘッドに新旧シャフトを挿して比較するのがベスト。
4. 純正シャフトも侮れない
→ 2026年は各メーカーの純正シャフトが進化。特にキャロウェイのATHLEMAXは純正とは思えない重量バリエーション。まずは純正で試して、不満があればカスタムを検討。
当サイトのシャフト診断やシャフト比較ツールも活用してください。
